【ライターがオススメする徳島県】vol.02 徳島県の玄関口!漁師町の魅力渦巻く鳴門市観光まとめ

徳島県東部エリアの北端、瀬戸内海に面した場所にある鳴門市。ここは大鳴門橋を通して淡路島~本州へと繋がる徳島県の玄関口です。なおかつ、鳴門は徳島県を代表する観光地のひとつでもあります。そこで今回は徳島県の観光初心者向けに、そんな鳴門のオススメスポットをいくつかご紹介します!

鳴門海峡で絶景の渦潮を見に行こう! 

徳島県と淡路島の間にある鳴門海峡は『メッシーナ海峡』『セイモア海峡』と並んで世界三大潮流に数えられる激流の海。海でありながら、まるで流れの激しい川のように水が流れる様子に、初見の人は驚かれることでしょう。その中でも、最も特徴的で象徴的な潮流が『渦潮』です。渦潮という言葉、あまり聞き慣れないかもしれませんが、読んで字の如く、なんと海が渦を巻いています。しかも、鳴門海峡の渦潮は世界最大級です。 

そんな渦潮を間近で見る方法がこちら。観潮船での鳴門海峡クルーズです。この船に乗れば、世界最大級の渦潮の発生スポットに行くことができます。どれだけ大きな渦潮が見られるかは運次第。ですが、その確率を上げる方法もあります。乗船する日と時間です。渦潮の発生には潮の満ち引きが関係していて、干満の差が大きい“大潮”の日が一番のチャンス。さらに時間帯によっても渦潮発生の期待度が違うので、乗船の際は事前に観潮船のHPをチェックしておきましょう。

うずしお観潮船

うずしお汽船

大鳴門橋の上からも渦潮を見よう! 

そんな鳴門海峡の渦潮の上には鳴門と淡路島を繋ぐ大鳴門橋が架かっています。その大鳴門橋&鳴門海峡の素晴らしい景色は鳴門公園の千畳敷展望台から望むことができますが、この大鳴門橋、実は橋の内部に『渦の道』という遊歩道があって、渦潮発生スポットの真上まで歩いて行くことができるのです。 

海面から45m上空、遊歩道の先端にある展望室まで約450mの海上散歩。 

遊歩道の途中でも雄大な鳴門海峡を見渡すことができるので、景色と潮風を楽しみながらゆっくりと歩いていきましょう。

たどり着いた展望室にあるのは、こんなガラスの床です。ガラスを通して眼下に見えるのは、渦潮発生スポットの海面。真上から見る渦潮もすごい迫力です!ちょっと怖いですが、勇気を持ってガラスの上に乗ってみましょう。

渦の道

漁師町・鳴門のご当地グルメといえばもちろん…!

鳴門のご当地グルメといえばやっぱり海鮮です。特に鳴門の海岸沿いの道には、多くの海鮮料理屋や鮮魚店があります。 

こちらの『JF北灘さかな市』もそのひとつ。ここでは水揚げされたばかりの新鮮なお魚や貝類などを購入することができます。 

食堂も併設されているので、生シラス丼や刺身定食など、漁師町ならではの美味しい海鮮料理を堪能できちゃいます。ここはまさにお魚天国!

JF北灘さかな市

さらに海岸沿いの道には、海鮮系のお土産物が買えるこんなお店も。鳴門海峡で獲れたいろんなお魚の干物や鳴門ワカメなど、鳴門観光のお土産にぴったりな商品がたくさん並んでいます。 

さらにこの『豊田商店』ではお魚の干物作りを体験することもできます。自分で作った干物をお土産にできるなんて最高ですね!もちろん、作ったり買ったりした干物はその場で焼いて食べることもできますよ。

豊田商店

そして、鳴門に数ある海鮮料理屋の中でも僕が最もオススメするのが『あらし』というお店です。お魚料理が美味しいのはもちろんなんですが、特に秀逸なのがこちら。 

そう、このワカメ汁です。全ての定食メニューにもれなく付いてくる脇役的な位置付けのワカメ汁ですが、食べみると「いやいや、このワカメ汁こそが定食の主役じゃないか!」と思わせるほどのインパクトがあります。何種類もの魚からとった深い味わいの出汁にたっぷりのワカメ。これを食べるためだけに鳴門に来る価値アリです。

活・心・鮮 味処 あらし

鳴門のお土産スウィーツ『月へ鳴門へ』 

最後に、海鮮以外のオススメ鳴門土産をご紹介しておきます。上の写真の『月へ鳴門へ』という商品。商品名を見てもパッケージを見ても、何なのかさっぱり分からないと思いますが、実は中身は洋菓子なのです。 

月へ鳴門へのベースとなるのはフランスの伝統的なサブレ。そのサブレでサンドしているのは、たっぷりの鳴門金時クリームです。鳴門金時とは、鳴門で多く生産されているブランドサツマイモ。鳴門金時を使ったスウィーツは他にいくつもありますが、僕の中ではこれがナンバーワンです。鳴門スカイラインと呼ばれるドライブウェイの展望台横に店舗がありますので、鳴門観光の際にはぜひ立ち寄ってみてください!

フレンチモンスター 瀬戸内フードアート

ライタープロフィール

QUAREAL 千葉大輔

徳島県三好市出身のフォトグラファー・ライター。徳島のタウン情報誌に6年間勤務後、フリーランスのクリエイターとして独立。独立後はいくつもの観光系webメディアの立ち上げに関わり、記事も数多く執筆している。

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