【ライターがオススメする徳島県】vol.01 ワクワクドキドキ、文化とグルメの街・徳島市観光まとめ
徳島県の県庁所在地である徳島市。一級河川である吉野川の最下流に位置し、吉野川水系の河川が街中に何本も流れていることから『水都』とも呼ばれています。吉野川水系の豊富な水と共に発展した徳島市には、阿波おどりを始めとする伝統文化や多くのご当地グルメがあります。徳島県の中でも食と文化を楽しむには一番のエリアだと言えるでしょう。今回はそんな徳島市の見どころを少しご紹介します!
阿波おどりの街・徳島市

まず、徳島といって最初に思い浮かぶのがこの阿波おどりですよね。徳島市では毎年8月12日から15日までの4日間、阿波おどりのお祭りが開催されています。圧倒的なスケールで行われる阿波おどりは、徳島市の文化の象徴的なイベントです。

そんな阿波おどりの街・徳島市ですから、街中にもいろんなところに“阿波おどり”があります。特に徳島駅前周辺には阿波おどりの銅像やモニュメント、高張提灯の街灯などが所々にあるので、訪れた際には探してみましょう。

他にも、多くの飲食店が立ち並ぶ徳島市の繁華街・紺屋町には『阿波おどりからくり時計』があります。バス停の上が阿波おどりのからくり仕掛けになっていて、作動するのは10時、12時、14時、16時、18時、20時の1日6回です(※2023年2月現在は停止中、再開時期未定)。

お祭りのとき以外、普段の徳島市には本物の阿波おどりはないのかというと、そんなことはありません。本物の阿波おどりを見たいなら、『阿波おどり会館』に行ってみましょう!

阿波おどり会館では毎日阿波おどり公演が行われているので、いつでも阿波おどりを楽しむことができます。しなやかで優美な女踊りからダイナミックな男踊りまで、様々な表情の阿波おどりを見せてくれます。中盤には初心者向けの踊り方講座も。最後には観客も全員舞台に出て全員で阿波おどり!まるでお祭りのような熱気を味わうことができますよ。
水都・徳島の遊び方はこれ!

週末に徳島市観光に来たなら足を運んで欲しいのがこちら。新町川の水際にある『しんまちボードウォーク』と呼ばれるエリアです。こちらでは、週末になると産直市などのイベントが度々開催されています。特に毎月最終日曜日に開かれる『とくしまマルシェ』は徳島の美味しいものがたくさん手に入るオススメのイベントです。

とくしまマルシェなどの産直市は午前中から昼過ぎくらいまでのイベントですが、このエリアは実は夜に来るのもオススメ。新町川にいくつも架かっている橋がライトアップされ、水鏡状態になって、とてもロマンチックな景色を見せてくれます。

さて、話はまたお昼に戻りますが、新町川ではこんな観光クルーズもあります。実は徳島駅があるエリアは川に囲まれた中洲になっていて、その形から『ひょうたん島』と呼ばれています。そのひょうたん島の周囲を船で一周するのが、この『ひょうたん島クルーズ』です。

クルーズの見どころはたくさんありますが、特に推したいのが猛スピードで橋の下をくぐるシーン。水面からそれほど高くない位置に架かっている橋なので、頭上ギリギリをすり抜ける大迫力アトラクションのような感じで楽しめますよ!
徳島市は粉モンご当地グルメの宝庫!

観光でやっぱり外せないのが、その地域のご当地グルメ。徳島市はそんなご当地グルメの宝庫です。特に粉モノ。まず最も有名なのは『徳島ラーメン』でしょう。豚骨醤油のスープに、チャーシューではなく甘辛く煮た豚バラ肉、そして生卵。見た目通り、濃厚な味わいです。濃厚なラーメンが好きな人は、きっとハマってしまうことでしょう。徳島ラーメンのお店は徳島市内に何店舗もあるので、食べ歩きしてみるのもいいですね!

徳島市の粉モンご当地グルメの2つ目、お好み焼きです。徳島にあまりお好み焼きのイメージはなかったかもしれませんが、お好み焼きは徳島ラーメンに負けず劣らずの徳島ソウルフード。中でもご当地グルメと呼べるのは、甘い金時豆を使用した『豆玉』です。金時豆の甘さがお好みソースに意外にも合うんですよね。徳島県外ではあまり食べられないお好み焼きなので、ぜひ食べてみてください!

ゆっくり休憩したくなったら、眉山の麓にあるお茶屋さんにどうぞ。こちらの『和田乃屋 本店』はとにかく店の雰囲気もロケーションも素晴らしくて、訪れるだけで心が癒やされます。

そんな和田乃屋でいただけるのがこちらの『滝のやき餅』。滝のやき餅は、1585年に阿波藩主への献上品として作られていた焼き菓子で、和田乃屋はその当時の製法を現代まで受け継いでいます。冷めても美味しい滝のやき餅ですが、お店では焼きたてを食べることができます。絶景の中庭を眺めながら、抹茶と共にいただきましょう。
お土産はジャパンブルーの藍染を

徳島の伝統工芸といえば藍染。ジャパンブルーと呼ばれる美しい藍色は海外での人気も高く、徳島市のお土産にはぴったりです。徳島市内のお土産物屋では藍染のハンカチやシャツなどが売られていますが、せっかくなので自分で藍染のお土産を作ってみてはいかがでしょう。徳島市内にいくつかある藍染工房では藍染体験ができるところもあります。藍染でオリジナルのハンカチやTシャツを作れば、きっと素敵な徳島土産になるはずですよ!
ライタープロフィール
QUAREAL 千葉大輔
徳島県三好市出身のフォトグラファー・ライター。徳島のタウン情報誌に6年間勤務後、フリーランスのクリエイターとして独立。独立後はいくつもの観光系webメディアの立ち上げに関わり、記事も数多く執筆している。
QUAREAL